情報処理推進機構(IPA)プロジェクトマネージャ試験の対策方法

本記事は検証中です。信憑性を保証できないため、利用者自身の判断でご利用ください。

午前の対策

午前1の対策

午前1の問題は、半分以上が過去問から出題されます。
ですので、試験対策は過去問をやることのみです。
直近7回分くらいを暗記してしまえば必ず通過できるので、スマホアプリなどで隙間時間に繰り返し学習するのが効率的です。


午前2の対策

午前2の問題は、全体の40%程度が過去問から出題され、残りは過去問の知識があれば類推可能です。
数問は、時事問題や知らなければ解けない知識問題も出題されますが、それらの問題は合格への影響は無いので勘で答えて大丈夫です。

午前2試験の対策も、過去問をやることのみです。
直近7回分くらいを暗記してしまえば必ず通過できるので、スマホアプリなどで隙間時間に繰り返し学習するのが効率的です。


午後1の対策

午後1試験の基本情報

午後1試験は、90分の制限時間において、3問中2問を選択して解答します。
記述式で7~8程度の設問があり、60点以上で合格となります。

この試験は、六割の問題に正解すれば合格となるため、得点できる問題に注力することが重要です。
午後1試験において全問正解することは、相当に難しいことです。
なぜなら、問題の中には解答の根拠が乏しく、一般的な受験生レベルでは正解できない問が出題されることがあるためです。
しかし、そのような問題は受験生の正答率は極めて低いので、時間を使わずに無視して進めることが効率的な合格戦略となります。


時間配分

午後1試験は90分間で2問を解答するので、1つの問に対して「40分程度」を目安に進めることになります。
そして、1つの問においては2〜4つの設問があり、それぞれの設問項目が合計で7〜8つとなります。
ため、設問当たりの時間は5分という目安で進めていくペースとなります。


・概要:10分
・設問1:10分
・設問2:10分
・設問3:10分

問題文(問)の読み方

午後1試験は、短時間でいかに早く内容を理解するかが最大の課題です。
この試験は、問題文を全て読んで理解しなければ、設問に正しく解答できないように設計されています。
しかしながら、試験中に問題文を2回読む時間はありません。
そのため、迅速に内容を把握して、関係性を整理するテクニックを身につける必要があります。

速読の方法として、「二段階読解法」があります。
最初に「概要読解」を行い、問題文の構成、タイトル、内容などから全体像を把握します。(手法としてはパラグラフ・リーディングが有効です)
その後に「詳細読解」を行い、細かく読み進めて、解答に関係しそうな情報を発見していきます。
つまり、概要を把握した上で詳細に読み込むことで、速く正確に内容を把握するということです。

問題文の読み方における大切な作業として、「問題用紙にマークする」ことがあります。
文中に制約、課題、問題点(悪いこと・ネガティブ)、方針など設問につながる事項にはアンダーラインをつけます。
こうすることで、どこに何の記述があるのか、どこが解答の根拠になるのか、すぐに辿れるようにします。
ただし、マーキングの勘所は、過去問を繰り返して出題傾向を理解することで養う必要があります。


設問の読み方

午後1試験の設問は、何を聞かれていて、何を答えるべきか正しく把握することが重要です。
下線や図表の指示がある場合、設問分だけでは要求内容が正確にわからないので、関連情報を踏まえて正しく解釈する必要があります。

「狙いは何か」と問われれば、改善後のあるべき姿を解答する必要があります。
「どのようなことに寄与すると考えたのか」と問われれば、なぜその事柄が成果に貢献すると考えたのかを解答する必要があります。
設問に対して、正しく解答することが絶対に必要なことになります。


解答の仕方

午後1試験の解答方法は3つになります。

1.解答抜粋型
問題文中に解答となる記述があり、そのまま解答する方法です。
文章をそのまま抜き出して解答する必要があります。
解答を言い換えたり、重要な単語を別の言葉に置き換えると不正解になる可能性が高いので注意が必要です。

2.問題文導出-解答加工型
問題文中に解答の根拠となる記述があり、根拠を言い換えて解答する方法です。
複数の解答根拠をまとめて、文中の言葉・重要なキーワードを適切に使いながら、要約して解答する必要があります。
30文字以上で記述する設問の場合、多くがこのパターンです。

3.知識解答型
これは、問題文中に関連する記述や解答根拠が見つからない場合の解答方法です。
解答を一意に決定づける記述がない場合には、一般論を用いて解答します。
解答根拠を探す場合には最初に探すことを決めて、それが見つからなければ早めに知識解答型へ切り替えます。
無駄に探し回ることで時間を費やしてしまうと、問全体での合格ラインに届かなくなるので注意が必要です。


その他の注意点

検討中。


午後2の対策

問題文(問)の読み方

午後2試験の論述は、問題文の内容を反映する必要があります。
必ず問題文からキーワードを抜き出して、関連付けて論述します。
設問だけを見て論述しても、それで合格することはありません。


論述の書き方

設問に対して、章立て・節立てを行います。
これにより、設問の要求に答えることができ、採点者に設問を解答していると伝えられる効果があります。


1 私が携わったプロジェクトの特性と外部環境の変化について
1.1 プロジェクトの特性
1.2 プロジェクト実行中に起きた活動を阻害するおそれのある外部環境の変化
1.3 阻害するおそれがあると考えた理由
2 チームの状態とメンバーの状況に応じて選択したリーダーシップの発揮について
2.1 外部環境の変化によって悪化したプロジェクトチームの状態
2.2 悪化した状態の改善に向けて把握した個々のメンバーの状況
2.3 状況に応じて選択したリーダーシップとこれに基づく具体的な行動
2.4 それぞれの行動を使い分けた理由
3 改善後のチーム状態とその評価、対応結果について
3.1 改善したプロジェクトチームの状態
3.2 状態の改善に対する評価
3.2 外部環境の変化への対応結果

論述テクニック

論述の主語は、節のタイトルをそのまま用いるようにします。
これにより、問に対して明確に解答している印象を与えることができます。
例えば、「プロジェクトの概要は~」や「立案した再発防止策は~」と節立ての文章をそのまま用います。
さらに、「本プロジェクトの目標は~である。これは、~を狙ったものである。」と続くようなテンプレートを準備しておくと論述しやすくなります。

論述では、具体性と客観性をアピールするように心がけます。
例えば、定量的表現で客観性を持たせることは、具体性を高める効果があります。
また、結論先行型の文章にすることを意識して、「〜である。例えば~」、「〜と考えた。具体的には~」を意識して使うと具体的で客観性のある文章になります。



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