Solarisコマンド

initコマンド


init S    シングルユーザーモード
init 0    PROMモード(SVR4では電源切断状態)
init 1    カーネルシングルユーザーモード(/, /usr のみマウント)
init 2    マルチユーザーモード
init 3    マルチユーザーモード + NFS, RFS
init 4    予備のマルチユーザーモード
init 5    電源切断(SVR4ではファームウェア状態)
init 6    リブート

シャットダウンコマンドの「-i」はinitの値


# /usr/sbin/shutdown -g0 -i5 -y

パッケージの追加と削除

Solaris のアプリケーションは、System V のパッケージ形式で提供される。

インストールされているパッケージの一覧を表示します。


pkginfo pkg

パッケージを追加します。


pkgadd -d /path pkg ...

インストールされているパッケージを削除します。


pkgrm pkg ...

パッケージが存在するかチェックします。


pkgchk -q pkg

インストールされたパッケージの整合性をチェックします。


pkgchk options pkg

inetd 管理のすべてのサービスを表示



# inetadm -?

オプションなしでは inetadm は inetd 管理のすべてのサービスを表示します。

オプション:


 -?    ヘルプを出力します。
 -p    デフォルトの inetd プロパティ値をすべて表示します。
 -l    inet サービスの inetd プロパティ値をすべて表示します。
 -e    inet サービスを有効にします。
 -d    inet サービスを無効にします。
 -m    inet サービスの inetd プロパティ値を変更します。
 -M    デフォルトの inetd プロパティ値を変更します。

例)FTPを起動。


# inetadm | grep ftp
disabled  disabled       svc:/network/ftp:default
# inetadm -e ftp
# inetadm | grep ftp
enabled   online         svc:/network/ftp:default

tcp_wrappersの有効化

inetd経由で起動するデーモンに対して、tcp_wrappersによるアクセスの制御をするので、tcp_wrappersを有効化する。


# inetadm -M tcp_wrappers=TRUE

/etc/hosts.deny というファイルをviで作る。


# vi /etc/hosts.deny

以下のように記述して保存する。


ALL	:	ALL 

/etc/hosts.allow というファイルをviで作る。


# vi /etc/hosts.allow

以下のように(例)記述して保存する。


# LAN内(192.168.1.0/24)からは全て許可する場合
ALL	:	192.168.1.	:	allow

# DNSで逆引きできないホストはすべて拒否する場合
ALL	:	UNKNOWN	:	deny

# DNSで正引きと逆引きが一致しないホストはすべて拒否する場合
ALL	:	PARANOID	:	deny

# 特定のIPアドレス172.16.1.5(勤務先とか)からのsshログインを許可する場合
sshd	:	172.16.1.5	:	allow

# ftpを何処からでも許可する場合
in.ftpd	:	ALL	:	allow 

システム関連の情報を表示


prtconf メモリサイズ、ハードウエアの構成、システム設定を表示 
sysdef swapの場所やサイズ、カーネル変数、カーネルの設定を表示 
psrinfo MPシステムでアクティブなプロセッサ数を表示 
prtdiag システムの diagnostic information の表示 
snoop IP packetを調べる 
sar システムの活動状況を表示 
prstat 実行中のプロセスの状態を表示(topコマンド) 
vmstat 仮想メモリの状態を表示 
iostat I/O の状態を表示