Solarisインストールについて

Solarisインストール

インストール DVD からマシンをブートしすると GRUB が起動します。

あとは、画面のプロンプト通りにインストール作業を行います。


インストール時の注意点


マウス・キーボードをUSBではなく、共にPS/2で接続すること。

そうでなければ、GUIでのインストールが行えない。

※テキストモードでのインストールは可能。


インストール時にLANケーブルを接続していれば、ネットワークの設定が行える。


Solaris registrationについて

一度登録することで、次回ログインからは表示されません。

しかし、未登録では、次回ログイン後にシステムチェックが走り、登録を促されるので迷惑です。

回避方法は、以下のようにbasicregサービスを無効にすればよい。


# svcadm disable basicreg

Companionのインストール

DVDのトップディレクトリにあるREADMEを読むと、個別に1つずつpkgaddコマンドで指定してインストールするか、まとめて一気にインストールするか2つの方法が記述されている。


インストール手順

1. CDを挿入

2. /var/tmp/adminファイルを作成・編集


# touch /var/tmp/admin
# vi /var/tmp/admin
mail=
conflict=nocheck
setuid=nocheck
action=nocheck
partial=nocheck
instance=overwrite
idepend=nocheck
rdepend=nocheck
space=check

3. Solaris_i386/Packageへカレントディレクトリを移動


# cd /cdrom/s10_807_software_companion/Solaris_software_companion/Solaris_i386/Package

4. pkgaddコマンドで全てのパッケージをインストール


# pkgadd -a /var/tmp/admin -d `pwd`

日本語キーボード設定

再起動後に有効となります。


# eeprom kbd-type='Japanese(106)'
# reboot

ビープ音を消去

コンソールまたはktermやxtermなどを使用していると、タイプミスなどでビープ音が鳴る。


コンソールのビープ音を消すには、~/.inputrcに以下の設定を追加する。


set bell-style none 

設定を行って保存終了したら、一度ログアウトする。

次回ログイン時からビープ音が鳴らなくなる。


ktermおよびxtermのビープ音を消す

ビープ音を消すには、~/.Xresourcesに以下の設定を追加する。


kterm*visualBell: true
xterm*visualBell: true 

一時的にktermやxtermのビープ音を消す。

ktermなどを起動するときに-vbオプションを付ければいい。


GUIから設定

システム > 管理 > ログイン画面 > アクセシビリティ > 効果音 のチェックを外す


NIC(ネットワークカード)設定

Solarisは対応ドライバが少ないため、マザーボード付属のNICを認識できずネットワークに接続できないという報告が多い。特にマイナーなドライバはサポートされていない様子。

設定が煩わしいならば、intelや3com製のNICを増設するとよい。


VIA社 Rhineファミリー fast ethernet controler(VT6102)を増設。

  1. NICをPCIスロットに接続。
  2. ドライバを取得。「Free NIC drivers for Solaris(http://homepage2.nifty.com/mrym3/taiyodo/eng/)」などで取得
  3. ドライバのインストールREADME.txt参照。
  4. 「sys-unconfig」コマンドを実行してネットワーク設定を行う。

ネットワーク設定

DHCPの場合、ホスト名を動的に与えないルータを使用しているとシステムを再起動する度に、ホスト名が「unknown」となる。

以下のファイルを作成・編集してホスト名を追記する。


# /etc/nodename
# /etc/hosts

ユーザ追加


# groupadd -g <gid> <name>
# useradd -d <dir_path> -g <gid> -m -u <uid> <name>
# passwd <name>

boot系コマンド

シャットダウン


#init 5

再起動


# /usr/sbin/shutdown -i6 -g0 -y
# reboot
# init 6


Solaris仮想OSでの設定

SolarisをVirtualPCにインストールする。

インストール時注意

メモリは256MB以下ではインストールできない。

512MBでよい。


解像度設定

シングルモードで起動する。

ブート時に「Escキー」を押し、プロンプトに「b -s」を入力する。


Xserver変更


case 1:
   # cp /usr/dt/config/Xservers /etc/dt/config/Xservers
   # vi /etc/dt/config/Xservers
    →:0 Local local.uid@console root /usr/X11/bin/Xorg 0
     をコメントアウト
    →:0 Local local.uid@console root /usr/openwin/bin/Xsun :0 -nobanner -defdepth 24


case 2:
# kdmconfig

 →Xsun (1024*768) に変更