VineLinuxでPPPoEプロバイダ接続

PPPoEでインターネットプロバイダに接続する。

Gyao光withフレッツ(2016年現在ではSo-net)をインターネットプロバイダとしている場合にインターネット接続する場合、PPPoEを利用する必要があります。

PPPoEを利用する方法は以下の2通りがあります。


PPPoEをGUIで設定する方法

1.「ネットワーク設定」画面を開く

[システム] -> [システム管理] -> [ネットワーク]を開きます。


2. PPPoEネットワークデバイスを設定する。

「xDLS接続」を選択して、ウィザードに従ってプロバイダ情報を入力します。


イーサネットデバイス:プルダウンメニューから任意に選択します(通常はeth0)
プロバイダ名    :識別名ですので、任意の文字列でかまいません。
アカウントのタイプ :通常
ログイン名     :プロバイダ登録証の通り(9016xxxxx@pd.usen.ne.jp)
パスワード     :プロバイダ登録証の接続IDパスワード

「ネットワーク設定」画面のデバイス一覧に「ppp0」というデバイスが追加されていることを確認します。


3. 追加デバイス(ppp0)を詳細設定します。

「ネットワーク設定」画面の「ppp0」デバイスを開きます。

以下の設定であることを確認します。

  • 「全般」項目において、「自動的にIPアドレス設定を取得する」を選択する。
    • IPアドレス取得方法をプルダウンメニューから「ダイアルアップ」を選択する。
    • ホスト名は空欄にします。
    • DNS情報の自動取得にチェックします。

4.PPPoEインターフェースを有効にする。


$ ifup ppp0
. Connected!

ifconfig -aコマンドでppp0インターフェースが有効化されていることを確認します。


PPPoEを切断する場合


$ ifdown ppp0
Killing pppd (20791)
Killing pppoe-connect (20777)

PPPoEをCUIで設定する方法

1. 「rp-pppoe」をインストールします。

http://www.roaringpenguin.com/products/pppoeから取得します。

解凍→コンパイル→インストールします。


#tar xvzf rp-pppoe-xxx.tar.gz
#cd rp-pppoe-xxx/src
#./configure
#make
#make install

2. PPPoEをセットアップします。

pppoe-setup(以前はadsl-setup)コマンドを使用してセットアップします。

対話式で簡単にセットアップできると思います

指定 説明
LOGIN NAME プロバイダー接続情報として提供されたアカウント名を入力します。
INTERFACE 接続に使用するインターフェイスを指定します。
Do you want the link to come up on demand, or stay up continuously? 常時接続を行う場合には "no" と入力しておきます。
DNS "server" と入力することで、プロバイダーから割り当てられる DNS を自動取得するように設定できます。プロバイダーから DNS サーバーが指定されている場合にはそれを入力します。
PASSWORD プロバイダー接続情報として提供されたアカウントパスワードを入力します。
USERCTRL 一般ユーザーが接続の開始や終了を行えるようにするかの設定です。
FIREWALLING 0なら手動設定、1ならLinux単体での接続、2なら Linux をゲートウェイとしての接続、といった形態を選択します。
Start this connection at boot time OS起動時に自動接続を開始するかどうか

3. 接続する

pppoe-start(adsl-start)コマンドで接続します。


$ pppoe-start
. Connected!

ifconfig -aコマンドでppp0インターフェースが有効化されていることを確認します。


PPPoEを切断する場合


$ pppoe-stop
Killing pppd (20791)
Killing pppoe-connect (20777)