C言語システムコール-getpriority
getpriority
概要
getpriorityはプロセスの優先度を取得します。
Linuxの優先度の範囲は「-20〜19」であり、「-20」が最も高い優先度となります。
Linux本来のシステムコールでは「40(最大)〜1(最低)」という値が用いられていますが、getpriority()内で値が変更されます。
なお、FreeBSDの優先度の範囲は「-20〜20」です。
プロセスの優先度は「niceコマンド」で変更/指定します。
nice -1 ./command
サンプルプログラム
エラー判定には「errno」を使用します。
errnoを0クリアしておき、エラー判定を行う必要があります。
#include <stdio.h>
#include <string.h>
#include <unistd.h>
#include <errno.h>
#include <sys/time.h>
#include <sys/resource.h>
int
main(void)
{
int prio = 0;
/* errnoを0クリアする必要がある */
errno = 0;
prio = getpriority(PRIO_PROCESS, 0);
if(errno != 0){
printf("Error: getpriority(%d) %s\n", errno, strerror(errno));
return(-1);
}
printf("priority=%d\n", prio);
return(0);
}
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