ctags
ctagsとは
ctagsとは、ソースコードに対するタグファイルを生成するツールです。
関数や変数などのシンボルに対してダイレクトに移動(タグジャンプ)することができ、効率的な開発が可能となります。
ctagsの設定(vimでの利用)
1 ソースコードを静的解析する
インデックスデータベースである「tagsファイル」を生成します。
ソースコード郡のトップディレクトリに移動してctagsコマンドを実行します。
$ ctags -R
tagsというファイルが生成されます。
2 エディターに関連付ける
vimはデフォルトで、カレントディレクトリのtagsファイルを使用する設定になっているので、特に設定の必要はありません。
設定の確認は「set tagsコマンド」を利用します。
以下のように出力されればデフォルトの設定は有効です。
:set tags
tags=./tags,tags
上記のように表示されなかった場合は、下記のコマンドを実行してカレントディレクトリのtagsを指定します。
:set tags=./tags
3 ctagsを使用する
tagsファイルが存在するディレクトリでソースコードを開くと、ctagsを利用したタグジャンプが可能となります。
使用頻度の高いctags操作
クラスや関数の定義元に移動する
定義したクラスや関数名の上で以下のキーを押します。
Ctrl + ]
前の場所に戻る
移動前の場所に戻る時は以下の三種類のいずれかのコマンドを実行します。
Ctrl + t
Ctrl + o
:pop
タグの移動経路を確認する
:tags
対応言語の確認
ctagsがサポートするプログラミング言語を一覧表示します。
$ ctags --list-languages
Ant
Asm
Asp
Awk
Basic
BETA
C
C++
C#
Cobol
DosBatch
Eiffel
Erlang
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