C++変数と型
C++における変数の扱い方
変数の定義場所について
C言語では変数の定義はブロックの先頭でしか行えませんでしたが、C++では任意の場所で変数を定義することができます。
例えば、for文でのみ一時的に利用する変数をfor文のループ開始時に定義することが可能です。
int sum = 0;
for(int i = 0; i < 9; i++){
sun += i;
}
Bool型(boolean)
C++ではbool型を扱うことができるようになりました。
bool型とは、真(true)と偽(false)の2種類の値だけを扱う最も単純な構造の型です。
主に論理演算や関係演算の結果や関数の戻り値にbool型で扱います。
なお、C++ではtrueを「1」、falseを「0」に自動的に変換を行います。
#include <iostream>
int main()
{
bool result = true;
if(result == false){
printf("result is false.\n");
}else{
printf("result is true.\n");
}
return(0);
}
ユーザ定義型における型指定子の省略が可能
C++では、struct,enum,union,classで定義されたユーザ定義型を使用する場合に、型指定子を省略することが可能です。
また、C++では構造体型のtypedefを宣言すること自体が不要となります。
struct box{
int x;
int y;
}
struct box box1; // C言語での定義方法
box box2 // C++では型指定子が省略できます。
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