PowerShell配列
PowerShell 配列の宣言
PowerShellの配列は「.NET Framework」の「System.Array」クラスのインスタンスです。
PowerShellにおける配列は「@(要素, ...)」という記述をします。
$array = @(1,2,3,4)
$array = 1,2,3,4 <- 「@()」は省略できます。
$array[0] <- 上の配列の場合、結果として1が出力される
空の配列宣言と代入は以下の通りです。
$array = @()
要素がひとつだけの場合、配列宣言と代入は以下の記述となります。
$array = @(1)
$array = ,1
要素を自動的に列挙する配列の宣言と代入方法は以下の通りです。
# 1~10までの要素を持つ配列宣言と代入
$array = @(1..10)
型指定の配列は以下のように、変数に型を指定します。
[int[]]$arr1 = @(1,3,5,7,9)
多次元配列
多次元配列は「()」を次元の単位として、要素を代入します。
$array = @((1,2,3,4),("a","b","c","d"))
$array[1][1] <- 上の配列の場合、結果として「b」が表示される
PowerShell 配列の参照
PowerShellにおける配列は「0」から要素を数えます。
配列の末尾要素を参照する場合には「-1」という指定が扱えます。
# 1番目の要素を参照
$ret = $array[0]
# 2番目の要素を参照
$ret = $array[1]
# 3番目の要素を参照
$ret = $array[2]
# 配列の末尾の要素を取り出す
$ret = $arr2[-1]
配列の要素を範囲で参照することが可能です。
# 10~20番目の要素を含んだ配列を参照
$ret = $array[9..19]
# 1~4番目と8番目の要素を含んだ配列を参照
$ret = $array[0..3+7]
条件に合致した新たな配列を抜き出すことが可能です。
# 5より小さな要素を含んだ配列を返す
$ret = $array -lt 5
配列上に要素が含まれるかどうか調べるには「-contains」を記述します。
# 存在するならばTrueを返す
$array -contains 5
PowerShell 配列の代入と要素の追加
配列番号を指定して、要素を代入します。
# 5番目の要素に値を代入
$array[4] = 32
配列の末尾に要素を加える操作(push操作)は以下の記述となります。
# 配列末尾に33を代入する
$array += 33
既存の配列を結合して、新しい配列を作成するには以下の記述をします。
$array3 = $array1 + $array2
PowerShell 配列要素の削除
配列要素の削除は「$null」を代入します。
$array = @(1,2,3,4)
$array[2] = $null
# 結果「1,2,4」の配列に変更されます。
関連ページ
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