PowerShell連想配列
PowerShell ハッシュの宣言
PowerShellにおけるハッシュは「.NET Framework」の「System.Collections.Hashtable」クラスのインスタンスです。
ハッシュの宣言は「@{ }」で囲み、要素を「;」で区切ります。
# ハッシュの宣言
$hash_table = @{one = 1; two = 2; three = 3}
# 結果として2が出力されます
$hash_table["two"]
PowerShell ハッシュ操作
ハッシュへ要素を追加する
要素を追加するには「Add」を用います。
$hash_table.Add("four", 4)
要素の追加にはAddを省略した記述も可能ですが、判りにくいので多用は控えるべきです。
$hash_table.five = 5
ハッシュの要素を削除する
要素を削除するには「Remove」を用います。
$hash_table.Remove("three")
ハッシュの要素を代入(変更)する
ハッシュの要素に対して代入を行う場合には、以下の記述を用います。
$hash_table["one"] = 10
または、「ハッシュ変数.キー」という記述に値を代入することも可能です。
$hash_table.one = 10
PowerShell ハッシュの参照
ハッシュの要素参照
ハッシュテーブルに含まれるキーを全て参照します。
# ハッシュのキーの取得
$keys = $hash_table.Keys
ハッシュテーブルに含まれる値を全て参照します。
# ハッシュの値の取得
$values = $hash_table.Values
ハッシュテーブルに含まれる要素を順に参照する場合、「foreach」で要素をひとつずつ取り出していきます。
# ハッシュの要素を列挙
foreach ($key in $hash_table.Keys) {
$key + ":" + $hash_table[$key]
}
ハッシュ要素の存在確認
指定したハッシュキーまたは値が存在していればTrue、なければFalseを返します。
$hash_table.Contains("three")
指定したキーに対する値が存在していればTrue、なければFalseを返します。
$hash_table.ContainsKey("four")
指定した値に対するキーが存在していればTrue、なければFalseを返します。
$hash_table.ContainsValue(5)
関連ページ
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