バーンダウンチャートについて
バーンダウンチャート(Burn Down Chart)とは
バーンダウンチャートとは
バーンダウンチャートは、縦軸に「残作業量」、横軸に「時間」を取った折れ線グラフです。
残作業量や予定との差異を視覚的に把握できるため、プロジェクトの進捗状況をチーム内で共有しやすくなります。
プロジェクト進捗に伴い残作業量は減っていくため、基本的には右肩下がりのグラフになります。
「Burn down」とは「下火になる」という意味です。
理想線とは
理想線とは、総作業量をプロジェクト期間で平均したもので、開始から終了までを直線で結んだ線です。
多くの場合、点線で表示します。
理想線は、進捗具合の平均を表すものであり、計画線と比較するによる計画の妥当性を確認するために用いるものです。
そのため、実際の業務進捗を理想線に合わせる必要はありません。
計画線とは
計画線とは、プロジェクトの開始から終了までの予定されているタスク量を示す線です。
計画線と実績線を比較することで、プロジェクトがスケジュール通りに進んでいるか、遅れているかを判断します。
実績線とは
実績線とは、プロジェクトの残作業量を表し、進捗状況を把握するための線です。
総作業量から終了した作業量を引くことで導き出します。
Excelによるバーンダウンチャートの作り方
手順1.表を作成する
エクセルで、日付、理想線、計画線、実績線の列を定義します。
手順2.グラフを作成する
手順1で作成した表を選択状態にします。
その上で、エクセルのメニューバー「挿入」から「おすすめグラフ」を押下すると、ほぼ完成します。
必要に応じて、表のタイトルを変更したり、線の色を定義したり、理想線を点線に変えるなどの対応を行います。
以上で簡単にバーンダウンチャートが作成できます。
関連ページ
- プロジェクトマネジメント
- トレンドチャート
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