フリーランスエンジニアとは
フリーランスエンジニアについて
フリーランスエンジニアとは
フリーランスエンジニア(フリープログラマ)とは、個人でシステム/プログラム関係の仕事を請け負い、成果に対して報酬を受け取る仕事形態です。
企業から請け負ったエンジニアとしての業務(打ち合わせ、見積もり、プログラミング、構築、テスト、納品など)を遂行し、完了後に報酬を請求するまでの仕事を一人で行います。
- フリーランスのメリット
- 評価が報酬に反映されるため、派遣や正社員に比べて高い報酬を得ることができます。
- 能力次第では自ら業務内容を選ぶことが可能になります。
- 会社の就業規則に縛られることがないので、いつ仕事を始めていつまで仕事をするかを自分で決めることが出来ます。
- フリーランスのデメリット
- 福利厚生、有給休暇、退職金などありません。あらゆる面を自己責任を負う必要があります。
- 確定申告などの税務を自分で行う必要があります。
フリーランスと派遣社員(契約社員)の違い
フリーランスと派遣社員の大きな違いは、「雇用関係の有無」です。
- 派遣社員や契約社員の場合
- 事業主と「雇用契約」を締結します。
- 報酬は「給与所得」であり、一般的には時間給制となります。
- 労働基準法が適用され、労働時間の制限、有給休暇の付与などが適用されます。
- 福利厚生が正社員と同等に受けられます。
- フリーランスの場合
- 企業と「業務委託契約・業務請負契約」を締結します。
- 報酬は「事業所得」であり、成果物に対する報酬(時間給制)となります。
- フリーランスに対して発注者(企業)は労働基準法遵守義務や労働保険・社会保険の加入義務を負いません。
フリーランスエンジニアの開業手続きについて
1. 所属エージェントの決定
エージェントとは営業代行会社のことであり、紹介料(仲介手数料)を支払うことで、案件紹介や契約手続きなどを代行してくれる組織です。
フリーランスとして仕事を獲得する術をもっていない場合や、フリーランス関連手続きがよくわからないという場合には、エージェントに所属することをおすすめします。
個人事業主登録の手続きや、確定申告を始めとした税務関係手続きなどについても、詳しく教えてくれます。
なお、エージェントへの紹介料は、案件単価に対する5%〜20%くらいが相場です。(継続年数によって下がっていくなどの仕組みがあります。)
エージェントへの所属手続きは以下の流れになります。
- エージェントに対してWEBサイトなどから申し込み手続きを行います。
- エージェントから電話やメールなどで返信がありますので、面談日時などを決定します。
- 履歴書/職務経歴書を持参(またはWEB入力)の上、エージェントと面談します。
- パートナー契約を結びます。(紹介案件を担当する時点で、正式なパートナー契約を結ぶ場合もあります。)
2. 個人事業主として登録する
個人事業を開業時するときは以下3つの申請書類を提出する必要があります。
- 個人事業の開廃業届出書
- 所得税の青色申告承認申請書
- 事業開始申告書
詳細はフリーランスエンジニア-個人事業の開業届についてを参照ください。
3. フリーランスエンジニア業務の開始について
エージェントに所属すると、職務経歴書や希望内容にできるだけ沿った案件を紹介してもらえます。
エンジニアが対応したい案件が決まったら、エージェントの営業担当を伴って、クライアントと面接します。
クライアントと条件が折り合ったならば、契約を行います。契約書類などの手続きは、全てエージェントが代行してくれます。
契約開始日から、クライアントの開発現場に常駐して、業務を開始します。
フリーランスエンジニアの税金関係について
個人事業主で仕事をする場合、保険や税金関係は全て個人で手続きをする必要があります。
フリーランスになった時点で払うべき税金は、以下の通りです。
- 住民税(道府県民税+市町村民税)
- 国民健康保険税
- 国民年金
- 所得税
- 個人事業税
- 消費税
詳細はフリーランスエンジニア-税金についてを参照ください。
フリーランスエンジニアのエージェント
フリーランスエンジニア向けのエージェントは世の中に多く存在します。
エージェントとのパートナー契約は、エンジニア側から任意に解除することができるので、自分に合うエージェントを探していくことも大切な作業です。
とりあえず初めは、単価が安くても信頼できる大手のエージェントとパートナー契約を結ぶ方がよいといえます。
以下は2010~2015年くらいの時に有名だったエージェントです。
- 首都圏コンピュータ技術者株式会社
- レバレジーズ株式会社
- 企業組合コンピュータユニオン