アクティビティ図(Activity diagram)
アクティビティ図について
アクティビティ図とは
アクティビティ図とは、システムの処理がどのような順番で行われていくかを表現する図です。
アクティビティ図は、フローチャートに似た図で、ビジネスプロセスの流れやプログラムの制御フローを表すことができます。
アクティビティ図の表記と構造
開始と終了/フロー終了
開始は、黒塗りの丸で表記し、アクティビティ図が表現する処理の流れが始まることを表します。
終了は、黒塗りの二重丸で表記し、アクティビティ図が表現する処理の流れが完了することを表します。
フロー終了は、丸とその中にバツで表記し、非同期処理などの処理の流れが終了することを表します。
アクション
アクションとは、機能や振る舞い、処理などの動作を表します。
角の取れた長方形で表示します。記号内にアクション(制御)の内容を記入します。
オブジェクト
オブジェクトは、アクティビティ(制御)の対象となるオブジェクトを表します。
長方形で表示します。
アクティビティ図の関係性
ディシジョン/マージ
ディシジョンはフローの分岐であり、ひし形で表します。
マージは複数フローの合流であり、これもひし形で表します。
フォーク/ジョイン
フォーク/ジョインは、太い黒線で表示します。複数の非同期処理が実行される、もしくは終了することを意味します。
パーティション
パーティションとは、アクターやオブジェクト単位で分類するために用いる表記です。
複数のパーティションを並べて、アクションを分割することができます。
その他
アクティビティ図では、そのほかにもさまざまな要素図形が定義されています。
あまり仕様頻度は高くない要素もありますが、ケースによっては有効に利用できます。
- タイマイベント
- ピン
- 振る舞い呼び出しアクション
- 中断可能範囲
- イベント受付アクション
- 例外処理
関連ページ
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