ステートマシン図(State machine diagram), 状態遷移図
ステートマシン図/状態遷移図について
ステートマシン図とは
ステートマシン図とは、オブジェクトの状態や状態の遷移について表現する図です。
ソフトウェアやシステムの状態が様々な条件やイベントによって変化することを示すことができます。
ステートマシン図の表記と構造
状態
状態の要素図形は角の取れた長方形で表示します。
詳細を表記する場合には、線を引いて下側に詳細を記述します。
開始/終了
開始は黒塗りの丸で表記します。
終了は黒塗りの二重丸で表記します。
入口/出口
開始は丸で表記します。
終了は中にバツを書いた丸で表記します。
履歴
履歴には、「浅い履歴」と「深い履歴」があります。
浅い履歴は、記載された状態の中の状態遷移を保存して、次回再開した時に同じ状態に戻る機能を表現します。
浅い履歴の要素図形は、丸にH(Historyを意味した)を記載します。
深い履歴は、記載された状態の中と、その中のすべての状態の状態遷移を保存して、次回再開した時に同じ状態に戻る機能を表現します。
深い履歴の要素図形は、丸に「H*(アスタリスク)」を記載します。
ステートマシン図の関係性
遷移
遷移の関連線は矢印のついた実線で表記します。
関連ページ
- UML
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- 合成構造図(Composite structure diagram)
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