配置図(Deployment diagram)
配置図について
配置図とは
配置図とは、システムの物理的な配置・構成を表現する図です。
ソフトウェアの設定ファイルやライブラリ(DLLファイルやjarファイルなど)などの配置を表せます。
配置図で扱う要素は、クラスやパッケージよりも大きな単位として扱いことが多く、システムの広い範囲を表現しやすい図です。
配置図の表記と構造
アーティファクト
アーティファクトとは、DLLファイルやjarファイルなどのライブラリを表します。
アーティファクト図形には、右上にファイルのマークを付けた矩形で表記します。
スペック
スペックとは、設定値や設定ファイルを表します。
矩形に「設定値名:設定値」や設定ファイル名を表記します。
デバイス(ノード)
デバイスとは、物理的なハードウェアや実行環境としてのソフトウェアなどを表します。
デバイスのことを「ノード」と表現する場合もあります。
デバイスは、立方体で表記します。
ハードウェアの場合には、ステレオタイプを「device」と記述します。
ソフトウェア実行環境の場合には、ステレオタイプを「executionEnvironment」と記述します。
配置図の関係性
依存
配置図における依存関係は、依存の関連線で繋ぎます。
通信経路
通信経路の関連線は、デバイスや実行環境を実線で繋ぎます。
関連ページ
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